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江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間 : ウィキペディア日本語版 | 江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間[えどがわらんぽぜんしゅう きょうふきけいにんげん]
『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』(えどがわらんぽぜんしゅう きょうふきけいにんげん)は、1969年10月31日、東映配給網により公開された日本の映画作品。監督石井輝男、主演吉田輝雄。カラー99分。東映(京都)制作。当時の同時上映作品は『(秘)劇画 浮世絵千一夜』(長編アニメーション映画)。 == 概要 == “異常性愛路線”の1作として劇場公開された怪奇色の強いミステリー映画。クレジットには「パノラマ島奇談より」と明記され、監督や脚本家のインタビューでもその映画化として語られているが、実際はこの原作からは、一部の人名の他は、主人公の成りすましとラストシーンの2箇所程度しか使用されておらず、島のコンセプトや物語の大部分は乱歩の別長編『孤島の鬼』に依っている。また、『屋根裏の散歩者』『人間椅子』を断片的に挿入している。以上のように、江戸川乱歩の諸作品をミックスした脚本で、“江戸川乱歩全集”とはいうものの、もちろん全ての乱歩作品が登場するわけではなく、乱歩世界のエッセンスを映像化した形となっている。 土方巽率いる暗黒舞踏塾の一座が奇形人間を演じている。ただし、ほとんどは毒々しいペインティングや衣装を身にまとっているだけで、体型の異形を表現するようなギミックや着ぐるみなどは用いられていない。 音楽監督は、プレスシートや、これを引用した資料には八木正生となっているが、実際は鏑木創である。この作品を境に、石井輝男作品の音楽を大部分手がけてきた八木が鏑木に交代する。鏑木は、1982年にテレビ朝日の土曜ワイド劇場枠スペシャルで「パノラマ島奇談」をドラマ化した「江戸川乱歩の美女シリーズ・天国と地獄の美女」でも音楽を手がけ、同趣向となったラストシーンでは対照的な曲付けをした。
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